会長挨拶・団体概要

会長挨拶

　皆様、ようこそ琉球古典音楽野村流保存会のホームページをお開き下さいまして誠にありがとうございます。 本会について生い立ちと今日までの歩みをご紹介させていただきます。
本会は今から69年前の1955年（昭和30年）に設立し、結成当初は100名前後の会員数でありましたが、発足3年後には500名に達する音楽団体にまで発展しました。本会の特徴は「第一に人の和にあり」と先達の想いも込められており、単なる演奏技術のみではなく、並行して学問的、科学的研究も盛んになってはじめて古典音楽の保存もゆるぎないものとなり、その根底に新しい音楽への発展も有り得ると協調されております。
　これまで私たちは伝承してきたあるべき姿を求め歩んできました。1,800名まで会員を増やし、組織を維持発展させ、人間国宝をはじめ多くの指導者を育て上げたのは実績が示す通りであり、役員諸氏の熱意と会員及び関係各位の多大な協力の賜物と評価しております。
近年少子高齢化社会になり、会員数も減少する中で古典音楽愛好家を誕生させ、さらに普及発展させるためにはどのような手段があるか、大きな課題にも直面しています。
　本会はこれからの方針も模索しながら、情報化時代にマッチした若者のニーズにも応えるために古典音楽の普及・発展に取り組んで参ります。
本会の目的や事業については後述しますが、まずはホームページ開設にあたり、皆様の応援を得て情報を発信いたします。
　今後ともよろしくお願い申し上げます。　

宮城幸盛

二〇二三年七月
琉球古典音楽野村流保存会 会長